第198章 彼と肩を並べる者になる

南雲玲奈は日中の仕事を片づけると、夜はきっちり定時で上がり、香澄を迎えに行った。

それから約束どおり、師匠のもとへ向かう。

別荘に着くころには、すでに大村爺さんと平井さんが待っていて、食卓にはごちそうがずらりと並んでいた。

平井さんがにこにこしながら言う。

「いやあ、やっと来ましたねえ。旦那様、午後からずーっと門のところで首を長くして待ってましたよ」

図星を刺された大村爺さんが、ぎろりと平井さんを睨む。

「でたらめ言うな。わしは散歩してただけだ。待ってたわけじゃない」

「はいはい、旦那様のおっしゃるとおりで」

平井さんは張り合わない。

玲奈はもちろん知っている。師匠が口では...

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